TAKEICHI CLINIC
たけいち内科胃腸クリニック

福岡市早良区室見の内科・胃腸内科クリニックです。

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092-852-1117

診療時間 AM/9:00〜12:30 PM/14:30〜18:00

内視鏡検査

内視鏡検査の流れ

1,前日夕食後絶食

胃の中に食べ物が残っていると十分に観察することができず不十分な検査になってしまいます。胃もたれが強い人や、胃の手術をした人は夕食の食べ物が残りやすいので、検査前日の夕食は少なめにしてください。

2,胃の中の粘液を少なくし、胃の泡を消す水薬を飲みます。

3,咽頭(のどの奥)を麻酔します。

麻酔が効いてくるとのどが腫れたような、詰まったような変な感じがしますが心配ありません。

4,検査台に上がりベルトを緩めて左側を下にして横になります。

5,内視鏡の挿入です。

肩や首の力を抜いて楽にしてください。検査は約5分~10分で終了です。胃の中を観察するために胃に空気をいれますので、胃が張ってげっぷが出そうになりますが、できるだけがまんしてください。


検査後の注意 
検査が終了してものどのしびれはすぐにとれません。約1時間は飲んだり食べたりしないようにしてください。

鎮静剤使用の内視鏡検査

鎮静剤使用の内視鏡検査

鎮静剤を使用する内視鏡検査のメリットとデメリットについてご存じですか?

 

胃と大腸の内視鏡検査においては

1)  人間ドックなどの検診や経鼻内視鏡検査などで多く行われている鎮静剤を使用しない「オエッ」となるような喉の反射やお腹の張りが強くあるような内視鏡検査

2) 軽い鎮静剤を使用してウトウト眠っている間に検査が終わってしまう内視鏡検査

1) と 2) のように大きく2つに分けられます。
最近、耳にすることが多くなった経鼻内視鏡検査では鎮静剤を使用することはまずありませんし、流れ作業的な検診の内視鏡検査においても手間のかかる鎮静剤の使用はほとんど行われていないのが現状です。
胃内視鏡検査においては、鎮静剤を使用しないことにより「苦しくてつらい」と感じる大きな特徴が3点あります。

1)  内視鏡スコープが喉の奥から食道に入るときに、一番初めに感じる苦痛であり、後々のトラウマとなってしまう「オエッ、オエッとスコープを押し出そうとする嘔吐反射」

2) 「オエッ、オエッ」となりながらも、なんとか内視鏡スコープが喉から食道に入った後に、その後も最後までずっと続く「喉にスコープが触れている何とも言えない気持ち悪い機械的圧迫感」

3)  胃の中を詳細に観察するために、胃の中に空気をパンパンに入れることにより感じる「胃の膨張感と突き上げられるような胸苦しさ」

以上の3点が苦しさを感じる大きなポイントであり、これらの3点を内視鏡検査時に避けることにより「苦しい・つらい・オエッとなる」という苦痛を感じさせないことが可能となり、内視鏡検査を受けることに対しての抵抗がなくなると言われています。 経鼻内視鏡検査や人間ドックなどの検診での鎮静剤を使用しない内視鏡検査では「サッサッ」と流れ作業的に内視鏡での観察を早く終わらせ、時間を短縮することにより、これらの苦しさをなんとか短い時間だけ我慢してもらう手法を取っています。 大腸内視鏡検査においても、鎮静剤を使用しないことにより「苦しくてつらい」と感じる大きな特徴が胃と同様に3点あります。

1)肛門から内視鏡スコープを挿入してから、検査の間中ずっと続く「肛門を刺激し続ける機械的な硬い圧迫感」
2) S状結腸や横行結腸などの曲がりくねった腸を術者の技術的な問題で上手く折り畳めずに、内視鏡スコープを押し込まれたことにより感じる「お腹全体を棒で突き上げられるような痛みと圧迫感」
3) 大腸の中を詳細に観察するために、大腸の中に空気をパンパンに入れることにより感じる「下腹部が膨張する感じとおへそ付近が突き上げられるような膨張感」

以上の3点が胃の内視鏡検査と同様に「苦しい・つらい・膨満感を感じる」といった苦しい内視鏡検査の大きな苦痛の原因となります。

胃や大腸の内視鏡検査に共通して見逃しのない検査を行う最も大事なポイントとしては

1) 胃や大腸の中に空気や炭酸ガスをパンパンに入れて、ヒダとヒダの間を十分に広げる
2) ヒダを十分に広げることにより、ヒダの間に隠れた病変をきちんと見逃すことなく観察する

以上の2点が挙げられます。
ヒダとヒダの間をきちんと観察するためには十分な空気や炭酸ガスを入れる必要がありますが、鎮静剤を使用していない検査ですと、膨満感が強くなり、かなりの苦痛を伴う検査となってしまうため、短時間でサッサと観察するしかなく、詳細な観察ができないことになってしまいます。

内視鏡画像

鎮静剤を使用することにより軽くウトウトして検査を行った内視鏡画像です。 鎮静剤により軽くウトウトしているため、空気を十分に入れることが可能となり、ヒダとヒダの間を十分に伸ばすことができ、見逃しのない観察を行うことが可能となります。

鎮静剤を使用していないため、苦しくて、つらい検査となり、胃の中に空気を入れようとすると、無意識にゲップが出てしまい、空気を十分に入れることが難しく、ヒダとヒダ間を十分に広げることができずに、観察が不十分なまま検査が終わってしまうことが多くなってしまいます。

鎮静剤を使用しない場合の対処法としては

1) 空気や炭酸ガスを入れる間、苦痛と膨満感を患者さんになんとか我慢してもらう
2) 患者さんの激しい苦痛のため、十分に空気や炭酸ガスを入れられずに、短時間の観察で済まさざるをえず、大まかな病変がないかの確認だけで終わってしまう

以上の2点のどちらかになってしまいます。

これまで説明してきた患者さんの内視鏡検査時の苦痛を取り除くために鎮静剤を用いてきちんとした観察を行うことが可能になることが患者さんにとっての鎮静剤使用のメリットと言えます。 逆に鎮静剤を使用することによるデメリットとしましては、

1) 鎮静剤を使用するにあたっては、呼吸管理などの全身状態のモニタリングが必須となるため、内視鏡検査経験が豊富な熟練した医師でないと鎮静剤を使用することが難しい
2) 内視鏡検査後には、鎮静剤の効き目が切れるまで約1時間程度の休憩が必要となるため、休息するためのお部屋が1つ必要となり、クリニックの広さや賃料の問題から休息するお部屋を確保することが難しい。
3) 内視鏡検査後には鎮静剤を使用しているため、1時間程度休息しなければならず、すぐに帰宅することができません。さらには、検査を受けた当日は車の運転や細かい作業を伴うお仕事をすることができないなどの制約が出てきます。

下部内視鏡

 健康診断結果で便潜血が陽性の方や、貧血などの症状のある方、腫瘍マーカーの数値が高い方は、大腸がんの可能性がありますので、大腸カメラ(大腸内視鏡)による検査を行います。
 大腸カメラは肛門から挿入して大腸内の様子を観察する内視鏡です。大腸カメラによる検査を行う場合は、前の晩から下剤を飲んでいただき、腸内をきれいにしてから検査を行います。
 検査をしてみるとポリープを発見するケースがたくさんあります。ポリープには、がん化するものと、がん化しない良性のポリープとがあります。もちろん大腸がんのポリープを発見することもあります。がん化する可能性のあるポリープであれば、検査中にすぐその場で切除できます。

バリウムによるレントゲン注腸検査であれば、ポリープを発見しても再度、手術を行うという二度手間になってしまいますが、大腸カメラによる内視鏡検査であれば、検査と手術を同時に行うことも可能なのです。これにより患者さまの負担は格段に軽くなります。
 大腸カメラ後に「大腸ポリープがあったので取っておきました」といった説明を医師から受ける事もあるでしょう。大腸ポリープが多い方は半年から1年に1度の検査をおすすめしますが、完全にきれいな大腸の方であれば2年に一度の検査で、十分だと思われます。

無痛検査

 当院では鎮静剤を使って、患者様が完全に眠った状態で胃カメラ、大腸カメラ検査を行う「無痛検査」を導入しました。従来であれば患者様が意識のある間に内視鏡検査を行っていたため、非常な苦痛を伴っていました。これが、患者様が内視鏡検査を敬遠する一番の理由となり、「胃カメラ・大腸カメラは苦しいもの」という固定概念を作ってしまったのです。当院であれば鎮静剤の注射を打って寝ている間に、すべての検査を終わらせてしまい、気がついた時には検査結果の画像ができていて医師と一緒に結果を確認するという流れとなります。

 また、当院では胃カメラ、大腸カメラ共に最新の炭酸ガス送気装置を用いております。これは、今までは胃や大腸を観察するのに、空気で腸管を膨らませて観察していました。ただ、空気では検査の後で、おなかの張った感じがなかなか取れず、それが苦しいとおっしゃられる患者様もたくさんおられました。当院では空気の代わりに炭酸ガスを用いて行います。炭酸ガスは生体への影響も無く、また腸管への吸収が良く、検査後もおなかの張った感じがないため非常に楽だと高評価をいただいております。患者様の中には(大腸カメラ中に)「え?今ってカメラ入っているんですか?」と聞かれる方もおられますし、検査後に「私、眠ってしまって全然覚えてないんですけれども、今日はカメラは口から入ったんですか?お尻から入ったんですか?」という方もおられます。
 当院では大病院での検査と同等かそれ以上の高いクオリティを維持しつつ、鎮静剤を用いた痛くない内視鏡検査、胃カメラ・大腸カメラのファイバーを極限まで細くした無痛検査、炭酸ガス送気装置を用いた無痛検査等、なるべく患者様に負担のならない内視鏡検査を心がけています。